「いいなぁ、めぐは…。彼氏いてさ…。私も欲しいなぁ〜。」

新山 遥は、そう言いながら、教室の机の上に両足をバンと乗せた。

『それじゃ、無理だよ。』

島橋 めぐみは、そう思いながら、

「別にまだ、高二なんだし…あせらなくても…さ。」

新山を宥めた。