ROSE~AI (ノンフィクション

「警察だ!!!」


サイレンの音がやんですぐ、何人もの警察官が駆け寄って来た。



「愛美・・・真相はね。アンタの全てなくしてやりたかっただけ。」


由美が微笑んでそう言った。


「・・・っ」


バチンッ!

バチンッ!!


何度も。


何度も殴った。


頬とか、頭とか、どこを狙ってるわけじゃなく。



由美は抵抗もせずに、ただそれを受け止めた。



「やめなさいっ!!」


警官に羽交い絞めにされて、引き離される。




何で?


何でよ!




何で・・・・




何でなんだろ・・・・・・・・・・




アタシはわけもわからずに、その場にうずくまった。