ROSE~AI (ノンフィクション


一晩中泣いたり
アンタを思い出したり

悲しくなったり
後悔したり

心の中で謝ったり


そうしてみて気付いた


そんな事は無意味で


これからのアタシが変わらなきゃいけない。


アンタが居なくなって

悲しくても

アンタと出会った事を
アンタが生きて来た事を

無駄にしない様に

ちゃんともっと

アタシがアタシを好きになって。

ほんの僅かな心からのサインも見逃さない様に

ただ
ひたすら真っ直ぐ

凛として歩いて行く事が


アタシが多分

アンタに出来る唯一の事

相変わらずアタシは切り替えが早い。


向こうに居る白井は

きっと呆れて笑ってるかもしれない。


シャッ


カーテンをめいっぱい開けて、空を見上げて目を細めた。


「これでもすげー悲しいんだぞ・・・。」


またふとした時に泣くかもしれない。


でも、その時は大目に見て欲しい。


アタシ

「頑張るから・・・」

アンタの分もね?