ビクッ
「・・・・・」
誰?
横たえた体を、ゆっくりと元に戻す。
「・・・・・」
パタパタと小走りでリビングへ向かうと、インターホンの受話器を耳にあてた。
「はい・・・」
「俺。」
「・・・・」
モニターには避けた様に誰もうつっていない。
だけど・・・・
「今開ける。」
那智の声だった。
辺りを見渡しても、忘れ物をした様な気配がない
「・・・・・」
どうしたんだろ。
二度目の呼び鈴が鳴って、玄関を開けた。
「・・・・・」
肩で息をした那智が、目を細めて笑った。
「寂しかった?」
「・・・・・」
アタシは目を丸くして、那智を見上げて・・
でもすぐに、俯いて・・・・
気付いたら那智の服を両手で掴み・・・・
自分から那智の胸に顔を埋めてた。
何でこの人は、アタシを簡単に甘やかすんだろう
「皆は?」
「まいた。」
「・・戻って来たの?」
「うん。」
「・・・何で?」
「・・・・・・」
そっと体を離して、那智を見上げた。
「泣くかと思ったから」
「・・・・・・」
「一人で。泣いてるかと思ったから・・・」
「・・・・・」
誰?
横たえた体を、ゆっくりと元に戻す。
「・・・・・」
パタパタと小走りでリビングへ向かうと、インターホンの受話器を耳にあてた。
「はい・・・」
「俺。」
「・・・・」
モニターには避けた様に誰もうつっていない。
だけど・・・・
「今開ける。」
那智の声だった。
辺りを見渡しても、忘れ物をした様な気配がない
「・・・・・」
どうしたんだろ。
二度目の呼び鈴が鳴って、玄関を開けた。
「・・・・・」
肩で息をした那智が、目を細めて笑った。
「寂しかった?」
「・・・・・」
アタシは目を丸くして、那智を見上げて・・
でもすぐに、俯いて・・・・
気付いたら那智の服を両手で掴み・・・・
自分から那智の胸に顔を埋めてた。
何でこの人は、アタシを簡単に甘やかすんだろう
「皆は?」
「まいた。」
「・・戻って来たの?」
「うん。」
「・・・何で?」
「・・・・・・」
そっと体を離して、那智を見上げた。
「泣くかと思ったから」
「・・・・・・」
「一人で。泣いてるかと思ったから・・・」


