「う、嘘だろ?」


「本当だよ」


女は携帯を弄りながら視線だけをこちらに向けて言った。


「つか、タケ先結婚してたのかよ?!」


「あれ、言ってなかったか?」


「「「「言ってない」」」」


「この前いた1年の奴は?」


「聞きたい事があるなら雛に聞け。俺はちょっくらヤボ用があって出かけてくる」


「はぁ?めん「雛、俺言ったはずだぞ?」


「…………早く行けば?クソ親父」


「うわ、酷ぇな」


と、言いつつもニヤニヤしながら保健室を出ていった。




「さて、本題に入ろうか」