甘い時間〜意地悪王子と秘密の約束〜

唯には、聞き慣れてることだけど、傷つくわ…

「ごめん、トイレ行ってくる」

「いってら。誘拐されないようにね。」

ニヤニヤしながら手を私に向けて振る唯。

…ほっとこ。
唯、普段はお姉ちゃんなのに、急におかしくなるんだよねぇ。

どうしてだろ?

そんなことを考えながら、廊下を歩いていた。