KISS×1000




[いやっすよ あんなとこで
働くの]



ただでさえイライラしてんのに
働いてられっかよ。



[そうよね
ごめんね誘ったりして]



暴言を吐いた俺に
女は笑顔を返してきた。



[俺ら手伝いますよ?]



言ったの俺じゃねーからなっ!?


後ろを振り返ると
そこにいたのは、

秀と、美羽先輩と、姉貴。



[俺ヤダよっ こんな
おばさんの店で働くの!]



[いいから、働けっ]



俺の首に腕をまわして
そう言う秀。