「あれは俺が大学3年の頃かな。学食で隣同士になったのがアイツとの出会いだ」
「学食って。もっとカッコいい出会いじゃなかったの?」
「まぁそう言うな。何気なくそいつが食ってるものを見たら俺と同じかき揚げそばなの」
うんうんと頷く私。
「俺はあの時の衝撃と言ったらなかったね。普通、かき揚げそばって言ったらかき揚げは1枚だろ?」
「まぁ普通はそうだよね。それで?」
「それが、アイツの丼にはかき揚げが3枚も入ってる」
「3枚は入れすぎだね」
「そう言う問題じゃない。うちはセルフとかじゃないから、かき揚げの数は決まってるの。でもアイツの丼には3枚入ってる。俺は1枚」
「何でかき揚げの数が違うのよ?」
「もう気になっちゃって気になっちゃってさぁ。思わず話した事もないのに話かけたよ」
「何て?」
「学食って。もっとカッコいい出会いじゃなかったの?」
「まぁそう言うな。何気なくそいつが食ってるものを見たら俺と同じかき揚げそばなの」
うんうんと頷く私。
「俺はあの時の衝撃と言ったらなかったね。普通、かき揚げそばって言ったらかき揚げは1枚だろ?」
「まぁ普通はそうだよね。それで?」
「それが、アイツの丼にはかき揚げが3枚も入ってる」
「3枚は入れすぎだね」
「そう言う問題じゃない。うちはセルフとかじゃないから、かき揚げの数は決まってるの。でもアイツの丼には3枚入ってる。俺は1枚」
「何でかき揚げの数が違うのよ?」
「もう気になっちゃって気になっちゃってさぁ。思わず話した事もないのに話かけたよ」
「何て?」