「ハァ…ハァ」
ギリギリ間に合った。

私、沖縄の小さな島から東京に上京してきました!
そして新しい学園に入学する、宮本陸です!

「君は、2年3組に入ってもらいますね。」
「はい!」
「宮本陸君、今日からあなたは東京学園の仲間です。自分の目標に向かって頑張ってください」
「はい!頑張ります!」
今のでわかっただろうか。
そう、私はこの
「男子校」の東京学園に入学した。
私は男が好きでこの東京学園に通う訳ではない。

私がここにきた目的、中田斗真 が関係する。
中田斗真とは、沖縄では有名な人であり、私の憧れでもある。

「今日から新学期よろしくな!さてさて、皆しっていると思うが、転校生がきている!」

「「「まじーー!!????」」」」

「宮本君、入りなさい。」
やばい、緊張する。
ガラガラ
「…宮本陸です!よろしく」
「えっ童顔」
「はあ!?俺は男だ!」「プッ何この転校生!気に入った!」
トン!
何この男、肩さわんなよ!
っといっけない!私は男の設定だった…。

「てか誰だよお前!」
「俺?俺は、野球少年、杉山和正だ!」
「ふーん、なんか、カッコイイ名前だな!あっ俺は、宮本陸!よろしくな!」
「は!?(ドキドキッ)なっ何いってんだよ!!おっお前だってカッコイイぜ!」
杉山、変なやつだけど気があいそうだな!!

てか…中田斗真は何組なんだろ…。

「ちょっと職員室に忘れ物したからとってくるわ!静かにまってろよ!」
担任も男か(笑)

「なぁなぁ、杉山」
「んぁ?」
「中田…斗真って知ってる?」
「中田斗真、知ってる」 「まじか!?そいつにあわせてくれねーか!?」 「やめとけってー、お前みたいな馬鹿さんなんか相手にしてもらえねーよ♪」
「俺がなんだって」

ん?この声…。
どっかで聞いた事あるような。

「あーっ!!!!!!」
今朝の助けてくれた人だ!!
えっやばい、どうしよう…。
女だって、バレちゃう!!!
「お前…。」
ウゥゥ!!
「朝会ったドジ男だ」
「中田しってんのか?」 「あぁ」