【完】無愛想彼氏






…って言われたけど、聞けないよ、そんな…。


昼休みはあっという間に来て、あたしはお昼を誘おうとした時だった。

「蓮くーん!! お昼食べよー!」

思わずお弁当を落としそうになったけど、自然とお弁当をもつ手に力が入る。


「ぁー悪いけど、桃嘉と食べるから」

「じゃあ、一緒に食べる!」

「いや2人で」

「えぇ! いいじゃーん!!」


ベタベタと蓮にくっつきながら迫る奈津子ちゃん。

胸が…痛い。


「あのなぁ…」


あたしは我慢できず、教室から飛び題して屋上へと向かった。


「…蓮のバカ」


あんなの…無理矢理引きはがしてあたしのところにきてよ。


…ちょっと、寒い、な。


あたしはしゃがんで、ギュッと体を縮めた。

そっと目を閉じると、眠気に襲われそのまま眠ってしまった。