翌日、 あたしは翼くんと朝早くにお兄さんのお墓へと行った。 「久しぶり」 「…」 「…あのときは、 ありがとう。 あたし、寂しかったから、 嬉しかったよ」 「…兄貴はさ、ずっと…逢いたがってた」 うん… あたしも。 もう一度、逢いたかった。 逢って、 ちゃんとお礼を言いたかった。 生きているあなたに──。