俺は渋々岸本に話しかけた。
「? なに?」
「これ、日直の仕事」
「ぁ、わかった! 怜、先帰ってて!」
「うぃー」
”れい”と呼ばれる女子は、俺の方をじーっと見てさっさと教室を出て行った。
なんだ…??
「これ、どこにもっていくの?」
「第二資料室」
「じゃあ、半分ずつ」
「いいよ。俺が多く持つ。男なんだし」
「…ありがとう」
「ん」
俺は岸本の方から教科書を数冊とって自分の方に乗せる。
「お、重くない…?」
「男の力嘗めんな」
「…」
第二資料室に着き、ドアを閉めるとそれと同時に嫌な音が聞こえた。
ガチャン
…は??

