「蓮ってどんな女が好きなの?」
「好み?」
「そ。俺、すげー質問されるんだけど」
「別に。そういうのない」
「はー?! 普通に巨乳じゃね?!」
「お前の普通と俺の普通一緒にすんなよ…」
別に…スタイルとか、顔とか、性格とか…全然気にしない。
まぁ、重視するなら性格だけど。
ってか、いまいち”恋愛”ってのはわからない。
中学の時、何度か告白されて、適当に気分でつき合ってたけど、どの女も上手く行かなくて2週間ももたなかった。
三日ぐらい一緒にいたら、相手が好きか嫌いかぐらいわかる。
どの女も”好き”ではなかった。
でも、”嫌い”でもなかった。
そこまでの存在だったんだ。
「飯田ー」
「? なんすか」
放課後、担任に呼び止められた。
「これ、岸本と一緒に片付けといてくれ。第二資料室にな」
「…岸本と?」
「お前等今日日直だろー」
そうだった。完璧忘れてたな…。
俺、日誌なんも書いてねぇ。

