【完】無愛想彼氏







「相変わらず仲がよろしいことで。マジでつき合ってないの?」

「頼むからそういうの冗談でもやめてくれ」

「お前な…」


工藤拓海。

クラスの中で一番気が合う奴だ。


「岸本って結構可愛くね?」

「全然」

「そうかぁ?」

「うるさいだけだろ」


岸本は…まぁ、確かに拓海の言う通り可愛い。

小柄で、綺麗な黒髪のセミロングに、大きな瞳。

可愛いんだと思う。


だけど…


「俺、うるさい女苦手」

「あっそ…」


うるさい。


それだけで、俺は可愛く思えない。