「はあっ……」


何時間たったのか。


満足するまで付けられた紅い証。


「もう他の男の所には行かないでね?」


何度目だろうか。その言葉を言われるのは。


「それはどうかしら」


何度目だろうか。この言葉に眉を寄せる貴方を見たのは。


「愛してるよ」


「私も」




そして私はまた違う熱を求めに行く。


もっと貴方の温度を感じるために。






END