「ダメだよ。君は僕のでしょ?」


高校生くらいの外見。


可笑しいくらいに整った顔。


まあ、実際の年齢なんて分からないけど。



────雪男なんて。




冷房なんて着けなくとも肌寒い部屋も、


遊んだ男(あいて)を次々と凍らせるのも、


全てはこの少年が雪男だから成せる技。



雪男だなんて、私だって今頬に触れている手が氷のように冷たくなければ、信じていないでしょうけど。