数日後…―。


私は、以前よりも宇宙のナイトの“正体”を考えるようになっていた。

「どんな人なんだろう?」


浮かんで来るのは、あの日の男の子…―。


あの日一度だけだというのに、私の脳裏に焼き付いて離れない。

あの日の男の子だという可能性なんてどこにもないのに、正体を考えるたびに浮かんで来る。