「ってか、奈美。同じクラスだったんだね?」



私はふと思ったことを口にした。



「おー、それ俺も思った」



空が鞄を片手で持ち、その手の甲と肩が当たるように後ろに回した。



「もうっ!何なのさ、2人共!」


奈美は頬をぷうっと膨らましながらそう言ってそっぽを向いた。



「あーあ、いじけちゃった。柚葉のせいだ」


「えっ、私?空だよ!」


私と空はニヤニヤしながら言う。


奈美を弄れる時は滅多にないからね。



「柚葉、空!!」



そう言った奈美を見て私と空は「ごめん、ごめん」と笑った。


そんな私達を見てか、奈美も笑っていた。





私達3人はそのまま教室を出た。



「ちょっとチャリ持ってくるから校門で待ってて!」


とまだ靴を履き替えている私と奈美に、すでに靴を履き終えた空が顔だけをこっちに向けて言った。



「あ、うん。分かった!」



空は私の返事を聞きながら颯爽と走って行った。