私は無言で黒板に貼られた座席表に目をやる。
私の席はグラウンド側の列の1番後ろか。
良い席で良かった、と安心する。
隣は誰だろう…?
私は気になり、視線を横にずらす。
「……!」
「あーっ、柚葉の隣だ!」
声がした方を見ると、いつの間にか横にいたらしい空が座席表を指差しながら言った。
そして私の視線に気付いたのか、こっちを見て白い歯を見せて座席表に書かれていた席に向かって行った。
数秒間が空いたが私は空と同じ方向に向かって行った。
机の横に荷物を掛けて着席する。
視線を感じて隣の席を見ると、空が頬杖をついて私を見ていた。
「……何?」
私はぶっきらぼうに空と同じ様に頬杖をついた。
そうすると空の顔が少し赤くなった。
……なんだ?
「いや…柚葉さん、1年間よろしくね?」
空はいつもの様にいたずらっぽく笑った。
