「……?」
なぜ笑う。
人がせっかく謝っているのに。
いや、悪いのはこっちだけど…
「あははっ」
私は痺れを切らし、笑っている空に理由を聞くことにした。
「なんで笑うのよ?人がせっかく謝っているっていうのに」
すると空は笑うのを止めた。
「あ、ごめん、ごめん!だって柚葉、疑問系で謝ってるからさぁ。なんか分かんないけど、面白くて」
そう言い、また笑う。
…そんなに面白いのか?
「あ、柚葉!教室に行かないと」
空に言われはっとする。
周りを見るとさっきまでたくさんの人で溢れていたのに今はほとんど人がいない。
近くの時計を見るとチャイムが鳴るまであと5分。
「そうだね。新学期早々遅刻は嫌だし」
「じゃあ、行きましょうか」
空が笑顔で言って校舎の方に体を向ける。
「うん!」
私達は新しい教室に向かって歩き出した。
