「柚葉!」



マイナスな事を考えていると空に呼ばれた。


慌てていつの間にか下にあった目線を上げる。


すると目の前に空の顔があった。



「…うわっ!?」


「うおっ!?」



私はびっくりして叫んでしまった。


空もそんな私の声にびっくりしたのか叫んだ。



「び、びっくりしたー…」


ああ、もう心臓が止まるかと思ったよ。

止まったら大事だけど。

再び顔が熱くなる。



「お、俺も…。いきなり顔上げるし、叫ぶし…顔近いし……」



空はゴニョゴニョと言って最後の方はもはや何を言っているのか分からない。

顔を見るとなぜだか赤くなっている。



「ご、ごめん…?」



悪いのは私だし、謝っておこう。



「…ははっ」



すると空が笑い出した。