空と話しているとあっという間に学校に着いた。 駐輪場に自転車を置いて、校門をくぐる。 学校の敷地内にある桜の木が目に入り新学期だ、と実感させられる。 校門をくぐってすぐの体育館の壁付近には人だかりが。 クラス発表だろう。 「…空、凄い人だね…」 「…あぁ。そうだな…」 私と空の声は小さく、周りの人の声に呑み込まれる。 理由はただ1つ。 この人混みだ。 私と空は人混みが大の苦手。