「あ、柚葉!やっと来た!」
教室に入ると奈美が私を見るなり駆け寄って来た。
「おはよ」
「おはよ!遅かったね?」
「うん、ちょっとね…」
さっきの事を話したら奈美はきっと怒ってその相手の所に行かねない。
「あ、青井もおはよー!」
「おはよ。って小城、朝からテンション高いな…」
奏は苦笑いをする。
「だって文化祭よ!?屋台とか夢だったんだから!!」
私もだ…
中学の時の文化祭は食べ物とかは無くてクラスの展示や劇や歌とダンスの発表だけで、高校の屋台は憧れていた。
なのになぜか奈美みたいにテンションがあまり上がらない。
それはきっと─…
