校門に着いた。
いつもは校舎の白と植物の緑しかない学校が飾りや屋台などで色鮮やかになっていて、開始時刻はまだなのにとても賑やかだった。
一般の人が来たらこれ以上賑やかになるのか…。
「あ、チャリ置いて来るから先に行っといて」
奏が進む向きを変えて言った。
「え?いいよ、ここで待ってるよ」
そう言うと奏はニカッと笑った。
「そ?んじゃ急いで置いて来る」
私は自転車を早足で押す奏を見送った。
その周りにいた女子生徒全員が奏を振り向いては「かっこいい!」「あの人1年生かな??」と口々に言っている。
やっぱりモテるのかな。
そう思っていた時。
