「へぇ…柚葉って料理得意なんだ?」 奏が驚いた顔で私を見た。 「そんなに驚かなくても…。意外ですか?」 「…そうだな…」 そんな奏に私は冷たい目を向けた。 「うお!怖……。冗談だよ、冗談!」 そう言って奏は目を細めて笑いながら私の頭の上に手をポンと置いた。 ──どきん。 すると奏はその手で私の髪をくしゃくしゃっとした。