あの日の事はやっぱり嘘だったんだね。 「…空!!」 私は彼に手を伸ばした。 でも私の手は空を切るだけ。 何度してもそれの繰り返し。 「な…んで……?」 私がそう言うと彼はまた笑顔になって口を開いた。 「またな…柚葉」 そう言うと彼はフッと消えた。 「空……?空…空!?空──」