「ただいま。ご飯ちゃんと食べた?」


至近距離にある丈二の眠たそうな顔があまりにも可愛いくてついついお母さんみたいな事を何気に言ってしまった



「食べたよ。あいつらと…紙読んだ?」



「うん。ありがとね。また3人にお礼言わなきゃ」


丈二の髪や頬を撫でながら話す


こうしてるとほんと子供みたい

「小春は?楽しかった?」


「うん。でもちょっと琴音が元気なかった。愛のある本当の恋がしたいんだって。」



「琴音そんな事言ったの?らしくねぇな」



そう言って少し驚いた顔を向けて、あたしの胸に頭を置く


「うん。」


こんな事でもあたしの心臓は急速に動く


胸にある丈二の耳にはきっとはっきりと聞こえてるはず



「小春すげぇドキドキしてる」

ふっと笑い、そう言うとさっきまでの子供のような顔が嘘だったかのように



悪戯な笑顔であたしの顔を見る


「おあずけとは言わないよな?俺ちょー待ったんだから」



そい言いながら既に脱がされているパジャマ