「えっ?……っ///」




まばたきもできないような速さで唇に感じる温かい感触。




サイドには誰も座っていないものの、この空間にはあたし達以外の人がいるのに//




呼吸をすることもできないキスの合間に、重なった視線。




「丈二///」




「小春が声出さなきゃバレないだろ?」




「//////」




それから




映画が終わるまで、あたしは丈二のされるがまま、ホラーなのに頬を真っ赤に染めていた。