彩から聞いた、高校に行った。
ちょうど授業が終わったみたいで、騒がしかった。
たくさんの生徒たちが一斉に出てきて、探すのに戸惑った。
一人ひとりよきみていたら、前みたあの綺麗な
人がいた。
急いで声をかけた。



「あの。わたし大島美優と言います。」
桜瀬さんはあたしを知ってるような目つきであたしを睨んだ。
「わたしのこと、分かりますか…?」
「えぇ。よく分かるわ。」
「なんでですか?」
「キライだから。」
「やっぱりあなたがやったんですね。」
「なにを?」
「航輔先輩との写真貼ったり、靴箱に大量に手紙をいれたり、何通も嫌なメールをしてきたのは。」
「そぉよ。」
「なんでですか?わたしが航輔先輩と
一緒にいたから?
でもあれはあなたのプレゼントを買いにいっ「違うわ。」
違う?じゃぁなに?あたし何をしたの?
「あたし、あなたのこと昨日まで知りませんでしたよ?」
「だから?」
「だから、他にいじめられるようなことしてません。」
「したわ。航輔が。」
「航輔先輩?」
「そ。航輔がわたしに別れようって言ったの。
理由を聞いたら好きな子ができた。どんなこか聞いたら、
一年でちっさくて危なかしい子。だって。」
航輔先輩好きな人いたんだ。
「そうなんですか…
でもそれとわたし何が関係あるんですか?」
「鈍感ねぇ。」
「え?」
「じゃぁ。もうあなたとは関わらないわ。」



そんなことを言って綾花さんは去って行った。