そんな決意をした次の日。



「美優っ!犯人分かったよ。」
「えっ?」
「桜瀬 綾花って人。」
「さくらせ あやか?」
「航輔先輩の彼女よ」
「そうなんだ。」
「やっぱりバレてたみたいよ。」
「そっか。」
「それでその桜瀬 綾花って人、航輔先輩の他に彼氏がもう一人いるんだって。」
「どういう意味?」
「優分かる?」
「うん。彩の彼氏だよね?」
「そ。で優の友達も桜瀬 綾花の彼女らしいの。
それで、なんか彼女の様子が、おかしかったから放課後あとを追って見たら、
あんたの靴箱に大量の手紙をいれてたんだって。
それを優に話したの。そしてその話しを優から聞いたの。
すぐ、あんただって分かったわ。
たぶん間違いないわ。」
「そっか。」





こうして犯人は分かった。
でも、分かったところで何をすればいいの?
航輔先輩の彼女さんって分かったことによってますます絡みにくくなったし。
このままだとエスカレートしていくよね?
彩は航輔先輩に言うべきって
言うけど、無理に決まってるし…




悩んど末、
あたしは桜瀬 綾花のところに行くことにきめた。