「はい。じゃぁ今日の放課後3年1組で集会委員の
集まりあるから〜山崎、大島頼んだぞ。」
「…はい。」



「おい。大島!俺今日委員会いけねーわ」
「なっなっなんで?もぅ山崎君…」
とぼとぼと3年1組にいった。


まだ誰も来ていなかった。
と思ったら、3年生の先輩が気持ちよさそうに寝ていた。
(かっこいぃ…)
長いまつ毛、ニキビなんて言葉が合わない綺麗な肌、モデルでもおかしくない。
ってくらいかっこいい。
ジャージに刺繍してあった名前を見た…


………おお…くら………こう……すけ?
大倉航輔って刺繍されていた。
いい名前だなぁ〜なんて考えてた。






「ちょっと。美優最近ずーっと上の空よ?
恋でもしたの?…なわけないよね〜あははっ!」
「そうかも…」
「えっ?」
「3年生の大倉航輔先輩って分かる?」
「知らない訳ないじゃない。航輔先輩って有名よ?
かっこいいし、普段はクールで冷たい感じだけど、いざとなると
すっごく優しくて、
女の子のハートを奪っちゃうのよね〜。
まっあたしは優がいるからどぉでもいいけどねぇ〜」
「いいよね〜彼氏がいる人は…」
「まぁ頑張りな。美優可愛いしね?
ープルル〜プルル〜ーあっ。優から電話だぁ!
じゃぁね〜!」
「はぁ〜」





ため息をついて歩いていたら、ぶつかった。