「わざわざ俺の彼女のプレゼント買いに付き合ってくれてありがと。」
「えっ?あっそうですね。
(あっそういうことかぁ。あたしったら彼氏・彼女としてなんかじゃなかったんだ。あたしバカだなぁ。)
彼女さんが喜ぶプレゼント買いましょうね。」





必死で作り笑いした。
本当は泣きたかった。
泣いてないて、泣きわめきたかった。
……でも、好きな航輔先輩の前で泣けない。
あたし、強くなるんだ!
彩と約束したんだ!
…うぅ。でま悲しいょぉぉおぉ。




「先輩っ!ちょっとトイレいってきます。」
「うん。あそこのベンチで待ってるよ。」
「すいません。」






急いでトイレへ向かった。