心の中のあなた




女の子は、俺を見て目を見開いている。


なんで、驚いた表情をしているのか分からない。



「狭山さん!」

「あ、ハイっ…!狭山カオリです。皆さん、仲良くしてください!」


目を泳がせながらそう言う狭山カオリ。



"カオリ"



どうして、俺は あの子の名前を知る前に夢で名前を知ったのだろうか。



俺は戸惑っていた。


その証に鼓動の速さが尋常じゃなかったから。