モラトリアムを抱きしめて

おかしいな……。

ずいぶん前の事だけれど、覚えていない年齢でもない。

頭の痛みは今はないけれど、腹痛の後の空っぽなのに嫌なあの感じのように、重さだけ残っていた。

今日は少しいろいろありすぎた。きっと疲れているのだろう。

忘れてしまったのか、覚えていないのか。

わからないし、考えるよりも身体は疲れていたようで。

本調子ではない私は、そのままソファーにもたれ、はっちゃんに寄り添うように眠りにつくのだった。

ソファーについてしまったココアの甘い香は心地よく、いい夢が見られる気がした。