「さっそく、行くわよ」

「やめたまえ…」

「黙ってついて来なさい…」

「イエスボス」


私たちは中庭の方に来た
そこで見たのは…



不良に絡まれた…絡まれている
残念そうなイケメン…らしい天螺いわく

「なぁ…あいつ平気か?」

「さぁ?」

「うわぁ人事だぁ見ておきながら」

「人事だもの」

「さいですか」

私らはいま小声で喋っている
見つかったら厄介なんで

「…あいつ名前何?」

私が小声で聞くと
正確に教えてくれました

「えーとねぇ…学校の人にはこう呼ばれてるわ…残念なイケメソ…白杉針介
   運動以外パーフェクトよ」

「へぇ…私とは大違いだ」

「あんたは運動以外駄目だものね」

「じゃぁ、助ける?白杉クン」

「余裕なら」

「ん」


私は白杉に近ずいていく
天螺は面白そうに見てくる…ネタにされるのは嫌だけど
人が傷つくとことは見たくないんだなこれが


パーフェクトな人ならなおさら
喧嘩なんか相手にしないでほしい


律はゆっくりと近ずいて一言

「何してんだ?不良君…一人に大勢は卑怯ではないか?
 その子をはなしたまえ!」

そういうと白杉クンは目を見開いてこっちを見ていた
ぼろくその制服をまとって


「なんだぁ?この女」

「やっちまおうぜ!」

男の数は三人まだ喋ってないが三人いる

「下品なヤツラダナァ」

「!!―んだと!?」

男1は拳を律に向けて投げたがその拳は
律の手へとおさまった

-パシィ!!


「!?は!」

「まったく…お前ら馬鹿ではないのか?
 先日お前らを懲らしめたのは私であろう」

そういえば男は顔を真っ青にして逃げ去っていった