とある日。

学校の昼休みに
寮の事務室へ向かい

薬を探した

あたしの薬薬薬...

あ、見つけた



「みぃーつけた」

ニヤリと笑った。


20錠くらいだろうか。
いっきに薬を飲み干し、

クラスメイトと昼食を取り
普通に過ごした

あ、良かった。
バレテナイ。
ここのみんなも同じ
鈍感。

こんな事気付くはずも
無い


でも、それでは何かつまらない


そして、別に問題は無いだろうと
思い

交野先生に手紙を渡した

"さっき20錠薬を飲んだ"

と。

手紙の内容を読んだ先生は
あたしの元へ走ってきて

「知恵!知恵、しっかりし!」

そう言ってくれた
その時、あたしの言動は
可笑しかったらしい。

「知恵、絶対大阪に
帰ったいけんけんね!」


そこから、ぷつり。
記憶が途絶えた
覚えていない。