僕は、この二人が。


そして、今日も好きなんだ。






「……なぁ、聞いてるー?」


「は?」


ヤバい、全く聞いてなかった。




「もうっ!」


彼女がこいつの横で小さく頬を膨らました。


彼女がだからー、と前置きをしてから。




「「好きな人、教えてっ!」」




二人が声を合わせた。








はぁー…。




神様。


これも“罰”でしょうか…。







二人とも、大好きだが…。




その鈍感さを治してください。









fin.