あいつが 「すごくいい子なんだ」 と言い始める君のこと。 花の水やりを毎日きちんとやるとか、 子どもに子ども扱いされてしまうとか、 クッキーだけは上手く作れるとか…。 僕の君の情報源は、全部あいつで。 だから、あいつと君のことは、いつからか気づいてたんだ。 そして、それを聞くたびに胸に走る痛みにも、いつからか気づいてたんだ…。