幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~

きっとそうなんだろう

そうやっていつか心も納得して、この痛みも薄れて行くんだろう……


「食事はしたのか?」

唐突にホークが言った。


「今朝はまだ」


昨日の夜はスープしか喉を通らなかったから、少しお腹が空いた気がする。


「お前の家に行こう。食欲が湧くような物があるぞ」


「本当? 何?」


「何だろうな」

ホークは気を持たせるように言うと、近くの岩の上に置いていた袋を手にした。

「家に着いてのお楽しみだ」


あたしは小さな子供に戻ったように、ホークの手に自分の手を滑り込ませた。


「今日は子供のままでいさせて」

あたしは俯いて言った。

「明日からちゃんと元に戻るから」