「ああ、サンディ」

母はあたしを優しく抱きしめた。

「がっかりなどなさらないわよ。伯爵様にきちんとお話しした方がいいわ」


あたしは頷いた。


でも、ホークにはまだ言えない。


そうだなぁ

あのレディ·クリスタルの一行が帰ったら――


うん

それから話そう


ホークの機嫌がいい時を見計らって