王妃様!

王妃様!



あたしは、黒い小鳥を抱えて窓から身を乗り出した。


「行って! ホークを呼んで来て!」


黒い小鳥は羽ばたき、次の瞬間、巨大なワタリガラスに変身すると、風を切って海の上を飛んで行った。