朝起きると隣に
康平が眠ってた。

いつの間に帰ってきたんだろ。





普通年頃の女の子が
朝起きて隣にお兄ちゃんが
寝てたらひっぱたくよね(笑)


まあ私の場合全然平気なんだけど。







朝ごはんの準備をして
康平を起こす。





『康平、朝だよ
ご飯できたから起きて。』





『うーん……

あ、おはよ皐月……。』




そう言って眠たそうに
欠伸をしてるけど
ちゃんと起きてくれる。





『皐月も今日から
授業始まるんだろ?』


そういえばそうだっけ。

康平とは学校は
違うけどどこの学校も
そんなもんだよね。




『うん、多分ね。』




『テキトーだな
忘れもんすんなよー。』






家を出るとき康平が
送ると言ってくれたけど
あんなバリバリ改造してある
バイクで学校なんか行ったら
注目の的だから断った。