帰り道、前から見覚えのある 顔が歩いてきた。 『おーっ久しぶりだな。』 『…………どうも。』 皐月の兄貴だった。 『なんだよ?うかねぇ顔して。』 お前の可愛い可愛い 妹のせいだよ。 『いや、別に…』 康平さんはなにか 考えるような素振りをしてから いきなり思い立ったように どこかに電話をかけた。