自分でもなに話してるか 訳わかんなくて康平は もっと訳わかんなかったと思う。 『……皐月』 洗い物をしていた私は 泣き出してしまって お皿を拭いていた康平は 手を止めて私を抱きしめた。 『お前には俺がいる。 けどこの先それだけじゃ ダメだってこと 皐月も分かってるだろ? ちゃんと皐月のこと 思ってくれてる人は 俺以外にも絶対いる。 そいつらのこと 信じてみたいなら その気持ちに従えばいい。 お前は一人じゃないし なにがあっても俺だけは 絶対お前の味方だから。 信じることを怖がるな。』