面倒くさがりは恋を知る!?

私がセミのことについて
心の中で語っていると

「ポコンッ」

と、随分可愛らしい音が
私の頭の上から聞こえた。

それと同時に、女子の[黄色い声]が
聞こえた。


それから私は、ソッ…と
叩かれた頭を抑えながら上を見た。


それはまぁ、笑っているけど笑ってない
英語の担当の先生がいらっしゃいました。

「百合村(ゆりむら)さん?あなたは、窓を
ジィーーっと眺めておくのと、
ぼくの授業、どっちが優先だか。
わかりますか?」


ちっ、と私は軽く舌打ちをした。
なぜかって?答えは「面倒」だからだよ。

答えなくていいかなー。
でもなー。

答えなかったら答えなかったで
またうるさいなー…。

「知りません、でも、先生の授業を聞いてるよりかは
大分マシだとは思います」

と、しょうがないから答えた。


すると、先生は深いため息をつき、

「わかりました、今お説教は他の人に
迷惑がかかりますから…後ほど
お呼びいたしますね」

と、笑いながら言った。

しかし、困ったことに
目が笑ってはいなかった。