各駅停車 ~あなたに会いたくて~【短編】

「次の駅で降りて、海に行こうか?」

涼が提案した。



「うん、行きたい!」

あたしは明るく答えた。



「じゃあ、そうしよう。」



「うん!」




「・・・玲奈、」



ふいに名前を呼ばれ、あたしはどきっとした。


涼から名前だけで呼ばれるなんて、初めてだ・・・。



涼の方に顔を向けると、涼は優しいまなざしで、あたしを見つめていた。



涼の顔がそっと近付いてきて・・・、


あたしたちは初めてキスをした。