各駅停車 ~あなたに会いたくて~【短編】

「もしかして・・・、泣いてる・・・?」

涼はあたしが泣いているのを見て、おろおろしたような表情を浮かべた。



あたしは涙を払いのけ、笑顔で涼に向かって、こう言った。

「だって、嬉しいんだもん・・・!あたしも・・・、今でも涼くんのこと、好きだから・・・!」



涼は微笑んだ。


あたしたちは、一緒に微笑みあった。


それからあたしたちは、ちょっぴりはにかみながら肩を寄せ合って、車窓から青い海を眺めた。



二人で眺める海。


あたしたちの想いが一つになって、海は一層輝いて見える。