各駅停車 ~あなたに会いたくて~【短編】

「初めてきみとこの電車に乗り合わせたときから、気になってて・・・。

それから二人で話すようになって、きみのことが好きになっていった。

それで、卒業式の日に告ろうと思ったけど、できなくってさ・・・。」


涼は恥ずかしそうに微笑んだ。


それから真面目な顔になって、こう言った。

「今でも・・・好きだ。」





あたしは驚いて、ただただ涼を見つめていることしかできなかった。




涼もあたしのことを、想ってくれていたなんて・・・。


涼もあたしのことを、好きでいてくれたなんて・・・。


あたしのことを、ずっと忘れずにいてくれたんだね・・・。


そして今でもあたしのことを、好きでいてくれるんだね・・・。



嬉しい・・・。


嬉しくてたまらないよ・・・。




あたしの目から、ほろりと涙が零れ落ちる。