各駅停車 ~あなたに会いたくて~【短編】

少しして、涼の方から口を開いた。


「久し振り。」



「うん、久し振り・・・。」



今、あたしの目の前に、ずっと会いたかった人がいる。


ずっと忘れられなくて、ずっと好きだった人がいる・・・。




「となり、座っていい?」



「うん・・・。」

涼にたずねられ、あたしはうなずく。



お互い、制服を着ていないことを除けば、あの頃とまったく同じだ。