考えても考えても、 心当たりは、ない。 だから余計、ムカつく。 「ただいま〜」 胡桃が仕事から帰ってきた。 「零〜?? いないの??」 ヒョコッと顔を出した胡桃。 「なんだ、いるなら返事してよね〜」 胡桃はプクッと頬を膨らます。 そんなしぐささえも、 かわいくて仕方がない。